愛知県愛西市にて外壁塗装・屋根補修工事を行いました。
外壁と付帯部の塗装、瓦屋根の棟の積み替えの他、室内の聚楽を塗り替えました。
工事費用は約190万円です。
漆喰の黒ずみ、劣化でお問い合わせを受け、どうせ足場を建てるならということで外壁塗装工事も併せてご提案させていただきました。
足場の設置回数を減らすことで、長期的なリフォーム総額を節約することが出来るからです。
今回を最後リフォームにしたいというお客様のご希望に沿い、漆喰部分も塗り替えではなく棟全体の改修をご提案いたしました。
屋根漆喰の塗り替えは漆喰を新しいもので塗るので見た目には綺麗ですが、5～10年ほどで再度変色、剥がれ等が見られるようになります。
漆喰が剥がれると中の土が露出して雨水を吸い、雨漏れのリスクが格段に上がります。
なので、棟を土と漆喰で施工されている状態から、新たに南蛮漆喰を使用して納め直します。
南蛮漆喰は水による劣化に強く、剥がれや変色が起きにくい素材です。
和瓦屋根の棟は通常、熨斗（のし）と呼ばれる少し丸みを帯びた平たい瓦を数段積んで施工します。
これにより、雨水が中野葺き土に入り込むのを防ぐためです。
しかし今回は南蛮漆喰で施工を行ったため、熨斗を積む必要もなくなりました。
そうした場合は、写真のような大きな丸い瓦（七寸丸瓦）で施工しなおすケースが多いです。
もしも和瓦特有の積んだ棟がいいという場合は、もちろんそのように施工することも可能です。
外壁塗装の様子です。
色艶が出て、新築のような輝きを取り戻しました。
今回使用したのは無機塗料と呼ばれる最高グレードの塗料を使用しました。
昨今の外壁塗装では、シリコン、フッ素、無機塗料が人気で、よく採用されます。
中でも無機は２０年以上の長期耐久性があると言われている製品が多く、人気の塗料です。
もちろんその分製品自体の値段も上がりますが、耐久年数を考えると一年あたりのコストパフォーマンスが一番優秀なのは無機塗料であることが多いです。
外壁塗装・屋根工事で機になることがある方は是非お問い合わせください。
ここからは施工の様子を紹介していきます。
併せてぜひご覧ください。
