- 匠の職人
- 田中 康彦
田中 康彦
この世界に入って20年近くが経ちました。きっかけは友人が働いていたので身近な職業だったということもありますが、ひとつの場所でずっと仕事をするよりも、いろいろな場所に行ってみたかったので現場を回るこの仕事に魅力を感じたのも選んだ理由です。18の時からこの仕事をしていますが、仕事はおもしろくて、屋根施工の世界にどんどんハマっていきました。
とはいっても私は転職組で、最初に就職した会社はリフォーム会社でした。
そこでは瓦ではなくスレートという薄い板状の屋根材で施工を行っていました。
何年かして独立したのですが思ったようにいかず、ここ(坪井利三郎商店)にお世話になることに。
実は、数年勉強したらまた独立するつもりいたのですが、お寺の屋根を見てね。気が変わりました。
そこでは瓦ではなくスレートという薄い板状の屋根材で施工を行っていました。
何年かして独立したのですが思ったようにいかず、ここ(坪井利三郎商店)にお世話になることに。
実は、数年勉強したらまた独立するつもりいたのですが、お寺の屋根を見てね。気が変わりました。
お寺はとくかくすごい。設計図があるけど、それ通りにいかないところもおもしろい。
お寺の瓦の施工は一般住宅の施工とは異なります。簡単にいうと、一般住宅が平面であるとしたら、お寺は立体の世界。
技術や経験はもちろん、勘やセンスで施工する部分も多いのです。
今までに20以上のお寺の屋根を手がけましたが、難しいという気持ちは変わりません。一方でやりがいや達成感がある仕事です。
お寺の瓦の施工は一般住宅の施工とは異なります。簡単にいうと、一般住宅が平面であるとしたら、お寺は立体の世界。
技術や経験はもちろん、勘やセンスで施工する部分も多いのです。
今までに20以上のお寺の屋根を手がけましたが、難しいという気持ちは変わりません。一方でやりがいや達成感がある仕事です。
普段の仕事はとにかく、ゴールが見えるまでは動きません。考えて考え抜いてから作業に入りようにしています。
“やり直し”がないことが大切だと思っているからです。瓦がぴたりと納まった時は気持ちがいいですね。
“やり直し”がないことが大切だと思っているからです。瓦がぴたりと納まった時は気持ちがいいですね。
現場を任されるようになり若い子たちに指導する立場ではあるけれど、こちらから教えることはほとんどないですね。
大切なのは、やる気がある子を見逃さないでいられるかどうか。
やる気のある子は見ればすぐに分かる。
そういう子が『教えてほしい』と来た時に、すかさず教えてあげられるか。
厳しい世界だからこそ、まずは本人が本気でやる気になれるかどうかが一番大切だと思っています。
半年ほど前から関連会社で板金の勉強を始めました。
最初は会社から言われたから勉強しに行ったという感じだったけれど(笑)、やり始めると板金もおもしろい。
通常の屋根工事でも板金の仕事は出てくるし、勉強しておいて損はないなと今では思っています。
大切なのは、やる気がある子を見逃さないでいられるかどうか。
やる気のある子は見ればすぐに分かる。
そういう子が『教えてほしい』と来た時に、すかさず教えてあげられるか。
厳しい世界だからこそ、まずは本人が本気でやる気になれるかどうかが一番大切だと思っています。
半年ほど前から関連会社で板金の勉強を始めました。
最初は会社から言われたから勉強しに行ったという感じだったけれど(笑)、やり始めると板金もおもしろい。
通常の屋根工事でも板金の仕事は出てくるし、勉強しておいて損はないなと今では思っています。
今後の目標は、お寺を1から10まで全てやってみたいという思いはありますが、住宅にも力を入れていきたいですね。
住宅のリフォームを屋根だけでなく、樋(とい)から壁まですべてできるようになりたいんです。
その方が、効率が上がるというのもありますが全面的にできたら、お客様にもきっとメリットがあると思うのです。
もう転職する気はありません。ここで磨いた技術や勘を、お客様のお役に立てていきたいと思っています。
住宅のリフォームを屋根だけでなく、樋(とい)から壁まですべてできるようになりたいんです。
その方が、効率が上がるというのもありますが全面的にできたら、お客様にもきっとメリットがあると思うのです。
もう転職する気はありません。ここで磨いた技術や勘を、お客様のお役に立てていきたいと思っています。