屋根に黒ずみを見つけたら早めに屋根業者に相談を!屋根が黒ずむ原因と影響、対処法などを紹介
屋根に黒ずみが発生する原因
自宅の屋根に黒ずみを見つけたら「ただの汚れ」と思うかもしれませんが、屋根の劣化のサインの可能性もあります。
ただの汚れではなく、屋根が劣化して黒ずんだり変色したりする場合、主に以下の原因が考えられます。
・カビ
・苔
・藻
屋根は日光が当たって風通しも良いため「カビ」「苔」「藻」が発生するイメージがないかもしれませんが、水の溜まりやすい場所や日陰になりやすい場所(特に北側に位置する屋根面)はそれらが繁殖してもおかしくはありません。
ただし、屋根材が「いぶし瓦」の場合、瓦の黒ずみ・変色に関しては何の問題もありませんのでご安心ください。いぶし瓦は年月の経過とともに黒ずむ傾向にありますが、瓦としての機能は変わりません。
カビ
屋根に黒ずみが発生する主な原因は「カビ」です。
瓦屋根の場合、瓦ではなく漆喰が黒ずんでいることが多く見られます。漆喰の黒ずみについての詳細は、以下の記事で紹介しているので併せてご覧ください。
苔
瓦でも見られますが、スレート屋根の黒ずみ・変色の原因として多いのが「苔」です。
苔の色というと緑色や黄土色の場合が多いですが、その苔に汚れが付着して黒ずんで見えることもあります。
藻
スレート屋根や瓦屋根だけでなく、外壁にも発生することが多いのが「藻」です。
藻の生え始めはうっすらとしているため気づきにくいのですが、ある程度時間が経つと藻の密度が高くなり目立つようになります。
苔同様、藻の色は緑色や黄土色の場合が多いですが、その藻に汚れが付着して黒ずんで見えることもあります。
屋根の黒ずみが与える影響
屋根の黒ずみを放置すると美観を損ねることはもちろん、屋根材の劣化を進めてしまいます。
カビや苔、藻が発生するということは、屋根材の防水性が低下していることを表します。
黒ずみを長年放置すると屋根の下地にも雨水が侵入し、建物の寿命にも悪影響を及ぼしてしまいます。大規模な修繕になればなるほど工事費用も高額になるため、早めの対処をおすすめします。
屋根の黒ずみの予防方法
屋根材の防水性が低下する前の定期的なメンテナンスが屋根の黒ずみを予防します。
瓦屋根の場合は粘土瓦で50年以上、セメント瓦で30〜40年前後が耐用年数目安ですが、漆喰は10年前後のため、黒ずみを徹底的に予防する場合は10年前後のメンテナンスがおすすめです。
スレート屋根の場合は5年ほど、ガルバリウム鋼板の場合は25年前後でのメンテナンスを検討しましょう。
上記の推奨メンテナンス周期はあくまで目安のため、地域や環境によって大きく変動します。異変を感じたら早めに屋根業者に相談することをおすすめします。
屋根に黒ずみが発生したときの対処法
黒ずみがすでに発生した場合は屋根業者に早めに連絡しましょう。
屋根の黒ずみが「カビ」「苔」「藻」の場合、高圧洗浄を行ったり薬剤を使用して洗浄を行います。その後、防水性を復活させるためにスレート屋根やガルバリウム鋼板の場合は塗装を行いますが、瓦屋根に塗装は必要ありません。
家庭用の高圧洗浄機もありますが、屋根の作業は高所になり危険が伴いますので個人で行わず、必ず専門家に依頼するようにしましょう。
洗浄により足場が濡れるため転落の危険が高いだけでなく、屋根材の破損にもつながる恐れもあります。
また、漆喰に黒ずみが見られる場合は古い漆喰を取り除き、新しい漆喰を詰める作業を行います。
まとめ
いぶし瓦以外の屋根の黒ずみは劣化のサインです。定期的なメンテナンスがおすすめですが、見つけたら早めに屋根業者に相談しましょう。
私たち坪井利三郎商店は屋根外壁診断のご相談をいただいたら、長久手市にて屋根ひとすじに100年以上に渡り携わってきた経験とプロの技で、あなたのお住いの屋根・外壁を詳細に点検・診断いたします。
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