東海市 屋根カバー工事 1
東海市にて屋根カバー工事を行いました。
カバー工法とは、既存の屋根の上から新しい屋根を被せる工法のことです。
既存屋根の撤去費用と廃材処分費が不要になるため、葺き替えと比べて工事費用を抑えられます。
今回は、新しい屋根をカバー施工する前までの様子を紹介します。
屋根カバー後に新しく施工する板金と干渉するため、既存の棟板金を撤去します。
屋根の端部に専用の板金を施工します。
ルーフィングと呼ばれる屋根専用防水シートを貼り付けます。
ルーフィングとは、屋根構造の中で下葺き材と呼ばれる役割を果たす防水シートです。
古いお家では、下葺き材として杉皮が使用されていることもあります。
屋根は瓦や板金、スレートなどによる一次防水と、下葺き材による二次防水のふたつが揃って初めて防水機能を発揮します。
屋根材の裏へ入り込んだ雨水はルーフィングにより屋根下地までたどり着かず、そのまま軒下へ排水される仕組みです。
いわばルーフィングは屋根防水の最後の砦であり、ルーフィングの良し悪しは、屋根材の良し悪しと同じくらい重要です。
しかし、屋根の裏側に仕込まれるルーフィングは影が薄い存在でもあるので、屋根業者でもない限り気に掛ける人は多くありません。
ぜひルーフィングにどんなものを使うのかにも着目し、業者さん選びの参考にしていただければと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。