洋瓦とは？瓦の種類と特徴を簡単に解説

洋瓦とは

洋瓦とは、読んで字のごとく洋風の瓦のことで、海外で古くから使用されてきた瓦の種類です。

洋風の住宅に相性が良い瓦で、人気があります。

一般住宅にはもちろん、洋風な雰囲気の店舗などとも相性が良く、見かけられることが多いかもしれません。

前回解説した平板瓦も、もとは海外の瓦を改良したものなので洋瓦に含まれます。

それ以外に、スパニッシュ瓦と呼ばれるスペイン由来の瓦と、これを日本で改良したS型の瓦があります。

今回は洋瓦と言われて想起されやすい、スパニッシュ瓦とS瓦について解説していきます。

大正時代の頃、スペインから伝わったスパニッシュ瓦は、施工の際に上丸瓦と下丸瓦を組み合わせて葺くものでした。

しかし二枚の瓦を組み合わせて葺き上げていくのは手間がかかり、技術も求められます。

この二種類の瓦を一体化し、施工の手間を大きく省いたものがS型と呼ばれる瓦です。

ですので現在の新築などではほとんどがこのS型と呼ばれる瓦や平板瓦であり、元来のスパニッシュ瓦を目にすることはあまりありません。

場合によっては、雰囲気を重視する屋根の時に施工されることもあるかもしれません。

今回は洋瓦の、特にS型について解説致しました。

洋瓦と一言で言っても、たくさんの種類があります。

それぞれでまた違った雰囲気を持つので、ぜひ、様々な瓦を見比べてみてください。