愛知県 知多市 棟改修工事 1
知多市にて棟改修工事を行いました。
今回は、現場調査の様子を紹介します。
お客様からは、「屋根から雑草が生えてきた」というお問い合わせをいただきました。
瓦屋根の下には葺き土(ふきつち)と呼ばれる大量の土が入っているため、
水の浸入具合によっては、雑草が生えてしまうケースも珍しくありません。
雑草は全て、棟の部分に集中していました。
棟の漆喰です。剥がれ等の劣化が目立ちます。また、漆喰が手前に出っ張りすぎています。
雑草の生えている箇所からして、棟に水が回ってしまっていると推測されます。また、屋根のほとんど全ての棟から生えてしまっているので、棟の施工方法に問題がある可能性が高いです。
ひとまず見栄えの問題を考慮し、除草作業をしました。しかし、雑草の根は棟の奥に張っているため、根本解決をするには棟の瓦を撤去し、正しく復旧する必要があります。
今回のお客様には、既存の棟瓦を全て撤去し、新たな瓦で復旧するというプランを採用していただきました。
また復旧する際は、もともと施工されていた和瓦仕様の棟の構造ではなく、
平板瓦や洋瓦などと同じシンプルな構造で復旧することを提案し、承諾していただきました。
次回からは工事の様子を紹介していきますので、合わせてご覧ください。