瓦屋根のメリット
瓦屋根のメリット
屋根に使われる屋根材は多種多様で様々です。
今回は屋根を瓦屋根にすることの強み、メリットをご紹介します。
瓦屋根のメリットは、主に4つです。
①耐久性
②遮音性
③断熱性
④メンテナスしやすい
①耐久性
屋根材の中でも、随一の耐久性を持つのが瓦です。
色あせしにくく、水に強く、種類にもよりますがだいたい60年もの耐久年数を誇ります。
例えば、瓦のほかに人気であるスレート屋根などは30年ほど経つともう色褪せが強く、大きく美観性を損ないます。
②遮音性
屋根といえば雨から家屋を守る役割を果たします。
雨水が直接屋根材を打つとき、屋根材によって雨水が打つときの音の大きさが変わります。
瓦は、この時の音の小ささがトップクラスに小さいのです。
例えば板金を屋根に被せる板金屋根は、雨水の音がかなり大きく、家の中で生活するうえで大きなストレスになりかねません。
③断熱性
現在主流の「引っ掛け瓦桟葺き」では、瓦と屋根地の間に空気層ができます。
この空気層によって断熱効果を発揮することができます。
また、最近では瓦に通気性を持たせて小屋裏の換気ができるようにする商品もあります。
④メンテナンスしやすい
瓦のメリットとして、メンテナンスしやすいことが挙げられます。
例えば雨漏りの原因を知りたいとき、原因はメインになる屋根材だけとは限りません。
屋根材の裏の防水シートや水切り板金など、各部材の劣化も雨漏りの原因として考えられます。
そういったときに瓦屋根であれば、怪しい部分の一枚をめくって、原因を調査し、元に戻すのが比較的簡単です。
また屋根の一部にひび割れなどが起こった時も、瓦は屋根材のうち一枚だけを交換するという作業が比較的容易です。
最後に
瓦の屋根は様々なメリットがあります。
しかしどんな屋根材にも、メリットに対してデメリットも存在します。
次回は、屋根を瓦屋根にすることのデメリットについて解説していきます。