様々な屋根形状
様々な屋根形状
屋根の形状には様々な種類と呼び方があります。
一部は、皆様も耳にしたことがあるかもしれません。
皆様のご自宅の屋根がどのような呼び方で呼ばれているのかがわかれば、
屋根工事を依頼する際に役に立つでしょう。
今回はそんな屋根形状と呼び方について説明していきます。
主な三つの屋根形状
屋根形状は住宅ひとつひとつで千差万別です。
しかし、オーソドックスで数の多い形状というのが存在します。
それが
・切妻屋根
・寄棟屋根
・入母屋屋根
の三つです。
切妻屋根
最も基本的と呼べる屋根です。
この形から派生した屋根も多くあります。
屋根面は基本的に二枚で、棟でぶつかっています。
切妻屋根のケラバ側のことを妻側と呼びます。
寄棟屋根
こちらも屋根の基本的な形と言えます。
大棟から隅棟が伸びており、屋根面が四面あります。
なのでケラバもなく、軒先が多くなります。
入母屋屋根
切妻屋根と寄棟屋根が合体したような屋根です。
上部の切妻屋根と下部の寄棟屋根が合体し、切妻屋根の屋根面(平部)がそのまま寄棟屋根の屋根面に地続きになっています。
複雑な形状ですが日本の伝統的な屋根形状であり、和の雰囲気を持っています。
しかし複雑な分、雨仕舞(雨漏り対策)の面で重要な部位も多く、職人の腕が必要となる屋根形状と言えます。
様々な屋根形状
坪井 利弘著 日本の瓦屋根 参照
しかし多くは上記のものからの派生や、一般住宅にはあまり使われない屋根になります。
最後に
皆様が屋根工事を依頼する際に、屋根の形状に関して、耳慣れない言葉を耳にするかもしれません。
屋根について一般の方々にもわかるようお伝えするのは我々屋根業界の営業たちの使命でもあります。
しかし皆様が、「あの人が言ってたこれってどういう意味?」という時に、この記事が役に立てば幸いです。