愛知県 名古屋市 守山区 O様 耐風・耐震 S瓦屋根補強工事
大きな地震が着た時に瓦が落下しないようにしたいと、「妻に安心して住み続けてもらえる家にしたい」とご相談を頂き、最初は板金屋根に葺き替えにてご依頼を頂いていたのですが、S瓦の空葺きで瓦もしっかりしていたので、耐風・耐震屋根補強でご提案し、葺き替えよりも安価で、安心して頂ける屋根に変身いたしました。
S瓦の釘留めが、瓦4段おきでした。当時としては標準的な緊結方法ですが、強風等で瓦がズレて風が吹き込むと飛散してしまう恐れがあります。
全数、止水留めパッキン付きビスにて桟頭からビスとめ補強いたしました。これで、瓦先端から強風による葺き上がりが防止でき、地震の際も落下しにくくなりました。
近隣対策も兼ねて、雪止め金具も取り付け致しました。
棟部部の状況です。葺き土に塗こめていた漆喰が欠落している箇所がたくさんありました。
棟瓦をめくった状況です。葺き土から漆喰が剥離している状態が分かります。
棟瓦も銅線で緊結してあり、劣化がすすんでいる状態でした。
棟瓦をめくり、葺き土と漆喰を除去し、芯木をとりかえ、メタルロールという乾式面戸部材に交換いたしました。
交換後です。棟瓦の内部にあった葺き土と漆喰を除去したので、屋根の重量的にも300kgは軽減できました。
棟瓦もビスとめに致しました。
袖瓦は釘とめでした。釘が浮いてきている状態です。
こちらもビスとめに交換いたしました。