小屋組みの各部材名称の解説
小屋組みとは
小屋組みとは、屋根を支える住宅の骨組みです。
屋根を直接支えている箇所なので、屋根工事をについて調べる際に、小屋組みの各部材の名称が出てくることもあります。
今回は屋根工事の予備知識として小屋組みの各部材の名称を解説していきます。
とても簡単ですが、小屋組みを図で表すと画像のようになります。
屋根材や外壁等をすべて取り除いた状態です。
新築の現場で似たような構造を目にすることができるかもしれません。
小屋組みの各部材の名称
各部材の名前を解説していきます。
上の画像の黒く色分けされたものが「棟木(むなぎ)」です。屋根の面と面がぶつかる箇所には必ずこの棟木が通っています。
白く色分けされているのが「垂木(たるき)」と呼ばれるものです。垂木の上には、屋根を施工するための下地である「野地板」が乗っています。垂木は屋根面を直接支える重要な部材です。
こちらは棟木以外で地面に対して水平に走る部材です。
一番下の白色になっている部材が「軒桁(のきげた)」とよばれます。
画像の黒い部材が「母屋(もや)」と呼ばれています。
母屋と軒桁は垂木の下を通り、垂木を支えます。
一枚目は小屋組みを正面から見た時です。
先述の母屋を支えているのが二枚目で色分けされているものです。
黒いものが「真束(しんづか)」です。棟を支えるので「棟束(むねづか)」と呼ばれることもあります。
白いほうが「小屋束(こやづか)」と呼ばれ、母屋を支えます。
真束(しんづか)と小屋束(こやづか)を支える黒い部材が「小屋梁(こやばり)」です。
白く色分けされたものが「小屋貫(こやぬき)」と呼ばれるものです。
最後に
お読みいただき、ありがとうございます。
小屋組みは、屋根工事とは切っても切れない関係にあります。
皆様が屋根工事について調べる際の、参考になれば幸いです。