日進市にて瓦ズレ・落下の調査を行いました。
日進市にて瓦が落ちてきたとのお問い合わせを受け、調査を行いました。
強風の日に瓦が落ちてくるというお問い合わせは少なくありません。
しかし、正しい施工がされていれば瓦が落ちてくるということは通常あり得ません。
今回はその原因を究明し、解決方法を考えていきます。
瓦は平板瓦です。2000年代頃に開発・施工され始めた瓦です。
落下箇所です。棟際の瓦が一枚落ちていました。
調査の結果、瓦の落下した箇所やズレのあった箇所は、全て棟際の瓦であることがわかりました。
急勾配だったこともあり、平面部の瓦は全て釘が打たれており、落下等の心配はありません。
しかし棟際の瓦は平面に使用している瓦を現場で三角形に加工して使用します。
すると、瓦に備えられている釘穴部分をカットする必要がある場合があります。
その場合、瓦をコーキングと呼ばれる接着剤で固定するのですが、今回のお家ではコーキング処理がされていませんでした。
なので今回の工事では、棟の瓦を一度全て外し、棟際の釘が打てなかった瓦にコーキング処理を行います。
他にもせっかく足場をかけるならということで、棟の納まりを現在の新築でも行われている仕様で納めなおすなどのメンテナンスを行いました。
瓦は一枚当たりの重さが5~8kgとされており、落下して事故に繋がれば大きなケガに繋がりかねません。
対人事故に限らず、瓦が落ちた先に近隣の車やお家の外壁などを破損させるなど、近隣トラブルに発展する可能性もあります。
お気づきの方は、お早めのお問い合わせをお勧め致します。