瓦がずれていると業者に指摘されたら?【訪問販売】
ある日突然、見覚えのない業者さんがお家を訪れ、
「こんにちは。外から見て、屋根の瓦がずれていたので点検させてください」
と言われたとします。
業者さんの言われた通りに点検をお願いしたところ、屋根に問題が見つかり、お見積りをもらうことに。
すると想像だにしなかった金額の見積もりが来てびっくり、、、。
訪問販売業者は年々少なくなってきてはいますが、いまでもこういったお話をよく耳にします。
当たり前のことですが、 訪問業者=絶対に悪徳業者 などとは言いません。
しかし、突然そんな話をされては誰でも驚いてしまいますし、冷静な判断ができない場合もあります。
業者さんがその場で出したお見積金額を鵜吞みにせず、一旦落ち着いて考えてみます。
その工事は本当に必要なのか?
もっと安く済ませる方法はないか?
問題があったとして、その工事方法は適切か?
今回は、訪問業者さんから「瓦がずれている」と指摘を受けた時の対処法や注意すべき点についてお話します。
点検の前に
まず「瓦がずれている」と指摘されたときに気になるのが、本当にずれているかどうかですよね。
屋根を見上げてすぐわかるようなズレであればいいのですが、分かりづらい箇所や見づらい箇所である場合もあります。
もしもずれているかどうか自分では判断がつかない場合は、点検の時に写真をお願いして見せてもらいましょう。
親切な屋根屋さんなら、お願いせずとも撮影してきてくれる場合がほとんどです。
しかし疑い出せばキリがありませんが、屋根上に登れば、撮影するために瓦をわざとずらしてから撮影することも可能です。
用心したい場合は、屋根上に上げる前にずれていると指摘する箇所を地面から写真で撮ってもらい、その写真のどこの瓦がずれているのか教えてもらいましょう。
瓦ズレの補修
さらに注意が必要なのは、瓦ズレの補修方法です。
もしも屋根の症状が本当に瓦1,2枚のズレのみであるなら、直すのは比較的簡単です。
瓦の工事方法や種類にもよりますが、どれだけかかっても一時間くらいの補修で終わるケースが多いです。
ズレ直しだけであれば、金額的にも3万円ほどから十分補修可能です。
もちろん、他にも問題が見つかったとなれば話は別です。
しかしもし、瓦のズレを直すためだけに多額の工事金額を提示されたのなら、一度考え直してみましょう。
契約の前に
ある日突然業者さんが現れ、「瓦がずれている、このままでは雨漏りするかもしれない」と言われれば誰だって不安になります。
しかしかといってすぐに工事契約を交わしてしまうと、後で後悔する場合もあります。
少しでも不安な点や分からない点がある場合は、別の業者さんにも点検、見積もりをお願いしてみましょう。
単純に「訪問販売」であることがご不安なのであれば、今回の経緯をその屋根業者さんに相談してみてもいいでしょう。
そうすることで、第三者からの視点で提案や見積もりについて考えることができ、正しい判断ができる場合もあります。
仮に訪問販売の業者さんがその場での決断を迫るような態度であるならば、今回はきっぱり断ることも必要です。
きちんとした業者さんであれば、即決契約を強く迫ることもありません。
そしてズレなどの症状が気になるようであれば、改めて別の業者さんに点検、見積もりをお願いしてみましょう。
最後に
訪問業者さんからその場で強い態度で契約を迫られたとしたら、すぐには答えを出さないことをお勧め致します。
高い金額の工事であればあるほど、その決断も簡単に下せるようなものではありません。
お客様のためを思って本当に熱意を持って仕事に取り組む業者であれば、決して無理強いはしません。
お客様の不安や悩みに寄り添う、理解ある業者さんを選ぶことが、後悔しないリフォームの必須条件です。
もしも屋根にお困りのことがあれば、ぜひお問い合わせください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。