愛知県 長久手市にて屋根補修・外壁塗装工事を行いました。1
長久手市にて屋根補修・外壁塗装工事を行いました。
屋根は既存瓦屋根の棟の積み直しを行いました。
従来の和瓦の屋根は、熨斗(のし)と呼ばれる長方形の平たい瓦を数段積んで納めます。
しかし昨今の新築では熨斗を使わず、棟瓦一枚で納める工法もあります。
今回は既存の棟瓦とその中に使われている葺き土を撤去し、新しい棟瓦と南蛮漆喰で積みなおす補修を行いました。
棟の瓦を撤去していきます。中にある葺き土も全て撤去します。
棟の瓦を撤去しました。
瓦はウィンチを使って降ろしていきます。
棟金具を設置します。
金具に樹脂垂木を設置し、固定します。
樹脂垂木の周りに南蛮漆喰を盛り、七寸丸と呼ばれる瓦をビスで留めます。ビスは樹脂垂木に利かせます。
葺き土は土嚢袋に詰めて降ろします。
フレコンと呼ばれる大きなゴミ袋のようなものに詰めていきます。その後ユニック車で搬出します。
棟の積み替え工事を紹介しました。
土葺きの瓦屋根では棟の中には葺き土を使用し、土の表面に漆喰を塗って保護しています。
しかし漆喰は数年で劣化が始まり、割れや剥がれによって葺き土が露出してしまいます。
葺き土は水を吸うので、そこから雨漏りに繋がるケースはとても多いです。
今回のように新しく積み替えを行えば、葺き土と漆喰は全て南蛮漆喰で納めなおします。
南蛮漆喰はメンテナンスフリーと言われ、漆喰を定期的に塗り替えるよりも長期的な目線で見た時にお得となります。
せっかく足場を建てて棟の補修をするのであれば、棟の積み替えをお勧めしております。
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