屋根材の種類4種を解説【瓦・スレート・板金・シングル】
今回は4つの屋根材について簡単に解説していきます。
現在新築やリフォームで使用されている屋根材は主に次の4種類です。
・瓦
・スレート
・板金(ガルバリウム鋼板)
・アスファルトシングル
瓦
瓦とは、粘土を成形して焼成したものです。
形や焼成方法によってもいくつか種類分けがされています。
施工時の費用は一番高くなる傾向にありますが、その分耐候年数も屋根材の中ではトップクラスです。
一度施工すれば、瓦は50~60年以上もつとも言われています。
瓦の施工費は1㎡あたり9,000円~13000円ほどです。
スレート
現在新築などで人気の屋根材です。
セメントなどを押し固めて成形した、薄い平板を重ね合わせて仕上げます。
材料費を抑えやすく、施工時の金額を抑えることができるのが人気の理由です。
しかし、定期的な塗装が必要であったり、まめに塗装を行っても30年ほどで寿命がくるなど、ランニングコストがかかりやすい傾向のある屋根材でもあります。
スレートの施工費は1㎡あたり4,500円~8,000円ほどです。
板金(ガルバリウム鋼板)
最近の金属製屋根のほとんどが、ガルバリウム鋼板という特殊な板金を使用しています。
また、屋根に対して横向きか縦向きかや、裏側に断熱材が仕込まれているかどうかなど、様々な種類があります。
ガルバリウム鋼板であれば錆に強く、メンテナス無しで30年持つと言われています。
しかし色あせなどは起こるので、美観を保つためには塗装を行う必要があります。
ガルバリウム鋼板であれば、施工費は1㎡あたり6,500円~9,500円ほどです。
アスファルトシングル
アスファルトシングルとは、北米で開発され、日本でも注目され始めている屋根材です。
アスファルトを含侵したガラス基材の表面に、砂粒を吹き付けたものです。
施工しやすく、材料費が安いことが大きなメリットです。
デメリットとしては、経年劣化によるカビコケや、吹き付けてある砂粒が落ちてくることなどがあります。
耐用年数は20~30年ほどと言われています。
アスファルトシングルの施工費は、1㎡あたり4,000円~6,500円ほどです。
屋根材はそれぞれにメリットとデメリットがあります。
どんなことを重要視していて、そのためにはどの屋根材を選ぶのがいいかを見定め、失敗しない屋根リフォームをご検討ください。