名古屋市守山区にて屋根葺き替え工事を行いました。(下地工事)
皆様こんにちは!
前回紹介した名古屋市守山区の屋根葺き替え工事を紹介していきます。
今回は、新しく施工する板金屋根の下地工事です。
まずは、軒先のみ構造用合板の増し張りを行いました。
今回は、少し特殊なケースで、このような工程を挟みました。
なぜこのような工程が必要だったかというと、雨樋の位置が関係しています。
軒先の屋根材は、基本的にわざと屋根地よりはみ出して施工し、雨樋の真ん中へ水が入るようにします。
今回のケースでは、撤去したニューウェーブという屋根材が、屋根地(今回の場合スレート屋根のことです)より大きくはみ出していました。
雨樋も、それに合わせて軒から離れた位置に設置されていたのですが、それではこれから施工する板金屋根と位置がずれてしまうのです…。
こちらは、撤去前のニューウェーブと雨樋の位置を簡単に図にしたものです。
ニューウェーブが、屋根地(ニューウェーブの下のスレート屋根)からかなりはみ出していました。
それに合わせて、雨樋も軒先から離れた位置に設置しています。
新たに施工する予定の板金屋根と雨樋の位置の様子です。
このまま板金屋根を施工しても、雨樋の位置まで雨水が流れず、そのまま屋根下へ落ちてしまいます!
なので、軒先に構造用合板を増し張りし、屋根地を延長させました。
これにより、新たな屋根でも雨樋に雨水が流れ落ちるように調節しました!
その後、軒先に専用の板金を取り付けていきます。ルーフィングは、必ずこの板金の一部に被せるようにして貼り付けます。
ルーフィングを貼り付けます。ルーフィングとは、屋根に使用されている防水シートのことで、屋根材を施工する前に必ず施工されています。
下地工事が完了しました!
いかがだったでしょうか?
屋根の葺き替えでは、今回の雨樋のようにお住まい一件一件で異なる様々な要因があります。
それらに柔軟に対応するためにも、屋根のリフォームは必ず屋根に詳しい業者を選んでくださいね!
次回はいよいよ、新たな板金屋根を施工していきます。
そちらもぜひご覧ください!