瓦屋根のデメリット
瓦屋根のデメリット
前回は瓦屋根のメリットについて解説しました
今回は逆に、デメリットについてお話しします。
瓦屋根のデメリットは
①重い
②初期費用が高い
③施工技術が求められる
の三つです
①重い
瓦屋根は他の屋根材と比べて重量のある屋根材となっています。
屋根が重くなれば耐震性は低下します。
最近の瓦の製品は、耐震性向上のために開発された「防災瓦」や、比較的軽量な平板瓦などがあり、この弱点を克服する動きは強まっています。
しかしどうしても薄い板金を屋根地に被せる屋根などと比べると、重量の増加は免れません。
②初期費用が高い
瓦屋根は他の屋根材と比べて初期費用が高くなる傾向にあります。
しかしこれは初期費用に限った話です。
瓦のメリットである耐久性とメンテナンスのしやすさなどを考えると、長期的な視点で言えば安上がりになる傾向があります。
30年で大きな工事が必要になる屋根と、50年、60年と保つことができる屋根とでは、住み続けるという住宅の性質上、コストに大きな差ができます。
③施工技術が求められる
瓦屋根は他の屋根材と比べると、職人の腕が必要な屋根材であると言えます。
瓦の豊富な種類とそれぞれの施工方法の技術や知識が求められるのが瓦屋根です。
瓦屋根について多くの経験がある職人さんでないと、施工不良にもつながってしまいます。
そういった意味で、瓦屋根は難しい屋根であると言えます。
最後に
瓦屋根のメリットとデメリットについて解説してきました。
屋根に使われる屋根材は、瓦以外にもたくさんの種類があります。
そしてそのすべてにメリットがあればデメリットもあります。
この記事をご覧の皆様が屋根をどの屋根材にするか考えるときに、参考になれば幸いです。